人的リソースを最大化する人員配置モデル
HRアナリスト養成講座卒業(大手上場企業/人材・組織開発から創薬系スタートアップ/人材・組織開発へ転職)
大手上場企業からスタートアップへの転職
「HRアナリスト養成講座」受講前は、eコマースの上場企業で人事領域、特に人材開発、組織開発を担当していました。講座受講中に転職活動を開始し、現在は創薬系のスタートアップ企業でこれまでの経験を活かして人材開発、組織開発の仕事をしています。
経験と勘による主観的意思決定からの脱却
「人事データ活用の波を起こしたい」という思い
もともとのキャリアとしては販促の仕事の経歴が長く、顧客データや購買データを当たり前に活用していました。しかし、人事にキャリアチェンジした時、人事領域でのデータの活用が全く進んでおらず驚愕しました。社員データがぐちゃぐちゃバラバラまちまち状態で、意思決定はデータではなく主観的でした。
また同時に、自社だけがこのような状況なのではなく、どこの会社でも同じような状況であるということも見えてきました。人事領域におけるデータ活用は、私の過去のキャリアを活かせるだけではなく、大きな価値を生みだす可能性を感じました。
ただ、当時の自分は決してデータ活用が専門分野ではないこと、またAI(人工知能)の知見もなかったこと、そして、これらを身につけることで人事内に「人事データ活用の波を起こしたい」と思い、受講を決意しました。
自社の組織力強化のためのデータ分析プロジェクトへ着手
HRアナリスト養成講座の卒業プロジェクトでは、せっかくなら実際のデータを活用したいと思っていましたが、そうするとデータありきの考え方になってしまい、本来の課題とかけ離れてしまうと感じました。そのため、データを収集する前提の構想プランとして纏めました。ちょうどこの頃、スタートアップへと転職し、その会社における人事領域の課題を見極め、解決プランを計画していました。そこで感じたのが、この会社では個の力を伸ばすことは一朝一夕にはいかない。組織としての総合力を伸ばす方が、効果が出やすく、事業成長に寄与できるのではないかという仮説を持ちました。そのため「組織力を高めるにはどうしたらよいか」とい視点でプロジェクトのテーマ(課題)を設定しました。
0から生み出す視点でのデータ活用
今の会社はスタートアップということもあり、人事領域も未整備・未開拓の部分が多いです。そのため、今あるもの、顕在化されているものありきで考えるのではなく、0から生み出すための視点が非常に重要だと感じています。「データ」「機械学習」という武器を手に入れたことで、課題の解決方法のバリエーションが広がったと感じています。
SQLは多少使っていましたが、RやPythonは全くの素人でした。すでに用意されたコードを実行することすらできませんでした。しかし、本講座で習った様々な「型」を利用しながら、予測モデルを作成することができるようになりました。