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データサイエンティスト育成講座:岩井 真理子 様

#データサイエンススクール 本講座
岩井 真理子様
企業名:株式会社エフエム東京
業種:放送
職種:マーケティング

どのようなお仕事をされていますか?

ラジオ局でマーケティング戦略を業務としています。具体的には、ビデオリサーチの聴取率とradiko聴取の数字を上げ、維持することが目標です。radikoデータのような日々分刻みの定量データや、その他個別の定性調査を設計・分析した結果を用い、リスナーインサイトを推測。得た知見を番組プロデューサーと綿密に共有することで、番組制作のPDCAを回しています。
データサイエンスやAIに関心を持ち、この講座を受講していることを評価のタイミングで勤務先にもキャリア申請したところ、学びの意欲を買っていただき、受講中にマーケティングとは直接関係のない業務の整理をしてもらえました。その代わりに営業部門のマーケティングも兼務することになったため、現在は編成と営業両方の部門の数字を上げることが課題です。

データサイエンスを学ぼうと思ったきっかけは何ですか?

大学院時代にマーケティングを専攻したこともあり、少し統計をかじっていました。番組という生き物の分析をするのはとても面白い仕事で手ごたえもあり、それなりの成果も出していましたが、新卒だった数十年前には最新だった自分の知識の引き出しを使い切った感がありました。自分の脳を現代の最新のプログラムに入れ替えたいと常々思っており、ここ数年、統計でモデリングをするデータサイエンスには興味を持っていました。

業務で自分の提示する数字と戦略に安心と信頼を更に持ってもらうためのバックグラウンドを強化したい狙いもありました。また、仕事柄、様々な分野のマーケターと会話する中で、マーケターとデータサイエンティストが同じ人物だったケースがなく、だったら自分が両方できるようになることで、一気通貫の仕事ができるようになり、効率化の観点からも経費的側面からも得が多いと考えました。
しかし現実は、マーケティング以外にも複数の煩雑な業務を兼務しており、日々に追われて余裕がなく、腰を据えて学びを、というタイミングを逸し続けていました。とはいえ、IT革命以来の時代の急速な変化を感じて、このタイミングで学ばないと遅きに失すると思い、働きながら学びをというには自分にとってハードルの高い学問であることは重々承知の上、個別相談会で何度も相談しながら、覚悟を決めて受講に至りました。

数あるデータサイエンス教育サービスの中で、データミックスを選んだ理由を教えてください。

プログラマーやエンジニアになりたいわけではなく、自分が持つビジネス課題を数字で明瞭に解決することを目標にしていたので、データミックスのビジネススクール形式が自分の目標とフィットしました。また、通学での受講を考えていたので、職場からの距離も魅力でした。

データミックスのスクール形式にはどのような印象を持ちましたか?

通学とオンライン、曜日変更もできるフレキシブルさが、業務の都合に合わせて選択できてとてもよかったです。また、講師の先生が現役の優秀なデータサイエンティストだったので、いわゆる「勉強」というよりも実践的な学びにつながったと思います。超一流のデータサイエンティストに統計数学を教えてもらえる機会はそうそうないので、一見スタイリッシュそう(笑)に見える仕事の大前提として、やはり地道な数学の基礎は大事!と改めて自分に鞭打つきっかけにもなりました。
卒業課題を制作する際には毎週マンツーマンでメンタリングをしてもらいましたが、私の壮大な野望の全体像を受け止めてくれた上で、「まずこの順番でやってみましょう」と粘り強く現実に落とし込んでくれて、きっと実務でも相当仕事ができるんだろうなと容易に想像がつくくらい、すばらしい着地点に落ち着くことができました。また、授業時間外にもSlackで24時間つながっていたので、分析の途中経過を逐一チェックしてもらえたのは安心点でした。

予習や復習が必要だったと思いますが、どのように時間を確保しましたか?

基本的に出社勤務なので、夜の時間確保が不確定だったため、毎日およそ1~3時間の早朝の時間と週末の時間を活用しました。レポート作成や卒業制作中はそれだけでは到底足りず、夜帰ってから朝4時くらいまでコードを書くこともありました。覚悟はしていたものの授業スピードも速く、本当にとても大変でした。

卒業課題ではどのようなテーマに取り組みましたか?

実務に役立つように聴取者層の変化を分析しました。どの時間帯にどのような聴取者がいるかを明確にし、さらにその変化を見ることで、編成上も営業上も役立つ分析結果が手に入ると思ったからです。

9ヶ月間の受講を終えて、どのような成果を感じていますか?

とにかく最初は勉強しはじめたことを少し後悔するくらいの難易度の高さで、「こんなこと本当にできるようになるのかな」と毎日思っていました。しかし、言われたとおりに予習・復習をし、死に物狂いでレポートを仕上げていく過程で、いつの間にかPythonやR、SQLを使った分析ができるようになり、自分が知りたい内容を可視化できるようになりました。

スクールで学んだことは、実務でどのように活かされていますか?または今後、どのように活かしていきたいと考えていますか?

日常的な分析業務の格段にレベルアップができました。最新の知識で精度高く、スピード感をもって分析できています。1年前の自分とは全く違う自分で、世の中のデータサイエンティストがいる企業ではこんなことができていたんだな、ということを改めて実感しています。今後は、チーム全体の底上げが図れるように、自分の得た知識を伝えていきたいです。

率直に、多額の受講料と、多くの時間を投資して受講をする決意をされたきっかけやモチベーションは何だったのでしょうか?

民間放送は創業時からメインとなるビジネスが変わっていない産業です。50年以上前から、放送するコンテンツを作り、広告をつけ、送出するという一連の流れで成り立っています。幸いなことにまだ優位性があり何とかなってしまっていますが、AI革命の波が全産業に押し寄せてきている中、これを取り入れた体制になっていないのは経営的に危機であると感じていました。まだ余裕のあるうちにそのエッセンスを手にし、クリミア戦争時のナイチンゲールのように、いざというときに統計でプラス効果を出す準備をしなくてはならないと思っていました。

これからの受講を検討している人に一言お願いします。

本当にいろんなことができるようになるので、安心して講師の先生の言う通りのメソッドで勉強すれば大丈夫です。

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