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データサイエンティスト育成講座|2023年11月期卒業発表会

スクール・講座イベント

データサイエンティスト育成講座|2023年11月期卒業発表会

2023年11月期『データサイエンティスト育成講座』の卒業生たちによる、卒業発表会が開催されました。
卒業発表会は、受講生一人ひとりが自ら研究テーマを決め、約7ヶ月にわたり学んだ成果を発表する場として、所属先企業のビジネス課題、日本が抱える社会問題、そして日々の暮らしや趣味・関心ごとなど、多種多様なテーマの発表が行われます。
中でも特に優秀と評価された6名の発表テーマを紹介いたします。

① 今夜これから作れるごはん

「冷蔵庫の食材を使って今から作れるレシピを知りたい」と、お手持ちの食材と調理時間を入力することで、その時間内に作れるメニューを提案するサービスを構想し、LINEアプリで実現。自身の課題から、共働き世帯に共通する課題を見つけ、ビジネスインパクトの検証もしっかりと取り組まれました。講師からは、自らの体験から課題を設定し深掘りを行い、共通の課題を持つ多くの人々のため、解決の取り組みを見出して形にしている点を評価されました。

② 反実仮想機械学習によるDM販売促進効果

メルマガの効果測定を行うために、反実仮想機械学習と呼ばれる手法を用いた内容。
反実仮想とは、実際には観測されなかったが、観測され得た事象のことで、例えば”メルマガが配信されなかった場合の購入金額”などがこれにあたります。
反実仮想機械学習は、反実仮想な状況のデータを推測して因果関係を算出する、今、注目を集めている技術です。
インテグレーションステップの講師との最終課題メンタリングの中でこの手法に辿り着き、自学、実務に落とし込み、ビジネスインパクトを見出していた点を評価されました。

③ 生体データ分析に基づく意志力向上活動の定量化〜Fitbit、RunKeeperデータを活用して〜

目標を達成するための行動や判断を行う能力の『意志力』をテーマに取り組まれました。
具体的には、意志力と連動しているといわれる心拍変動の状態が、どのような条件下で最も良いかを、過去2年以上にわたる自身のバイタルデータや日記などのデータから分析されました。
講師から、課題に対する仮説を細かく立て、新たな発見から再び仮説を立て分析を続ける丁寧な分析を評価されていました。
そこから見出されたベストな運動量仮説は、興味を魅かれる内容でした。

④ 動作解析と統計処理によりアマスポーツ選手の長所を抽出するプロジェクト

野球の投球フォームの画像解析を行い、良い投球の条件を分析する取り組み。これまでは、画像解析のため高性能なカメラが必要だといわれ、プロ野球では同様の取り組み事例がありますがアマチュア野球では事例が無い領域です。不足する機能や情報をデータサイエンスの手法で補うことで、手頃なカメラで画像解析を行う技術が考案されました。講師から、戦況や心理状態などの新たな特徴量を追加すること、指導への組み込み方など、新しいアイデアが出ました。

⑤ 気象データを活用したコインランドリーの稼働率予測とダイナミックプライシングの提案【気象データアナリスト養成講座】

全国でコインランドリーを展開する企業様から千葉県内の実店舗の稼働データの提供を受け、それをもとにダイナミックプライシングの提案に取り組む内容でした。
シンプルなアプローチと、明快な気づき、それに基づいたモデリングができている点を評価されました。

⑥ 社内教育施策の効果測定について【HRアナリスト育成講座】

研修の効果測定に挑む内容でした。事業ビジョンから経営戦略、実務に落とし込み、どのような研修が必要で、研修の結果、どのような効果があったかを可視化する計画を策定されました。講師から、先行研究や事例をしっかりと活用している点、研修アンケート設計が考え抜かれている点を評価されました。

皆様、学びの成果を存分に発揮いただいた発表でした。
惜しくも発表者に選出されなかった方も含め、卒業生皆様のご活躍をデータミックス一同、引き続き応援してまいります。

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