データサイエンティスト育成講座|2023年1月期卒業発表会
今年8月、2023年1月期「データサイエンティスト育成講座」「気象データアナリスト養成講座」の卒業生たちによる卒業発表会が東京で開催され、その様子はライブ配信もされました。
卒業発表会は受講生一人ひとりが自ら研究テーマを決め、約7ヶ月にわたり学んだ成果を発表する場です。
今回も卒業生の所属先企業のビジネス課題や日本が抱える社会問題、そして日々の暮らしや趣味・関心ごとなど、多種多様なテーマでの発表が行われました。
その中でも特に優秀と評価された5名が選出され、発表していただきました。
1.ポケモンGO レイドアワーの数理最適化を用いた攻略
色違いや高個体値のポケモンを得るために多くのジムを回れるような効率的なルートを見つけるプロジェクトです。ご自身の趣味を生かしたテーマでありながら、書籍や論文を調べ、授業で扱っていなかった分野までも活用するなど課題の設定から分析アプローチの設定、解決方法の模索など実務にもつながる「なんとかする力」が活かされた素晴らしい内容でした。
2.若手退職者の傾向とモデル作成
若手退職者を減らすために、さまざまなミスマッチを防止する分析プロジェクトです。サンプル数が少ないながらも仮説設定がしっかりと考えられており、すでに対象者のインタビューを行っているなど今すぐにでもビジネス適用が可能な内容となっておりました。オーソドックスな手法を使いながらきめ細かい分析を行い、またそれをわかりやすく言語化されている点など非常に参考になる内容でした。
3.気象データ分析PBLコインランドリーのケース
気象DA養成講座の卒業成果は受講生のみなさま同じテーマで行っております。全国にスマートランドリー事業を展開している会社の気象データアナリストとしてデータ分析行うという内容になっております。周辺の環境や一般的なコインランドリーの需要理由など事前準備から丁寧に取り組まれており、また気象予報士ならではの知識や強みが活かされている素晴らしい発表でした。
4.類似スタイリングレコメンデーション
オンラインファッションサイトの利用者へ類似度が高いスタイリングレコメンドの実現を目指すプロジェクトでした。ドメイン知識があるからこそ過去の課題感から分析アプローチを変えるなど興味深い内容になっていました。さらに実際の運用ではいかに自動化できるか、という部分まで考えられたこれからが楽しみな内容でした。
5.”わんこ”店内OK”のおいしいレストランを見つけよう!
口コミを分析し、ペットも店内に入れるおいしいお店を探したいというプロジェクトでした。試行錯誤をしながらどれが一番精度がいいかの試行錯誤されており、予測が間違った場合もなぜ間違ったのかを深堀されておりまた、結果を元にご自身で実際に現地へ行って検証されているなどEnjoy Data Science!を体現された内容でした。
みなさん、7ヶ月間の学びの成果を存分に発揮いただいた発表でした。
本当にお疲れ様でした。
皆様のご活躍をデータミックス一同、引き続き応援してまいります。
また、2023年1月期の皆様は、次回の卒業発表会には是非、「卒業生」としてご参加いただければと思います。