マーケティング職
どのようなお仕事をされていますか?
WEBサイトのアクセス解析やWEB広告の運用を行っています。
データサイエンスを学ぼうと思ったきっかけは何ですか?
業務でアクセス解析をしていましたが、いまいち分析した結果を価値につなげられている気がせず、モヤモヤしていました。そこで、データを分析する技術力のみならず、その分析結果をビジネスの具体的な価値へと繋げる「橋渡し役」としての役割を果たせるようになるための考え方を体系的に学びたいと思ったためデータサイエンスを学ぼうと思いました。
数あるデータサイエンス教育サービスの中で、データミックスを選んだ理由を教えてください。
多くのスクールが「AIエンジニアや機械学習エンジニアになれます!」と謳っている中、データミックスはビジネスの目的や社会の課題に対して「どうやってその手段を使って解決するか」をアピールしており、自身の目的に合致していると考えたため。
データミックスのスクール形式にはどのような印象を持ちましたか?
基本的にオンデマンド配信ではなくリアルタイムでの講義だったので、勉強のルーティーンを確立しやすくて良かったです。特に、講義後も講師の方が残ってくださるので、前回の講義の範囲を含め、わからなかった部分をまとめて聞くことができたことや、集団授業だったので他の人の質問も参考にできたこと、チャットでいつでも質問できることもとても良かったです。
予習や復習が必要だったと思いますが、どのように時間を確保しましたか?
定時帰宅が可能だったので、平日は家には直接帰らずに、鋼の意思で図書館に向かい、閉館時間までいるのが日課でした。休日はワーキングスペースや勉強OKのカフェに行きました。私の場合は家にいると集中できないので、強制的に外出するようにしました。
卒業課題ではどのようなテーマに取り組みましたか?
深層学習を用いて、WEBサイトにおけるユーザー行動の分析を行いました。
自社のHPはお問合せ数が伸び悩んでいるものの、ビジネス上の制約から製品ページ等の文言には厳しい規制があり、「何もしない」状態が続いていました。UI/UXの改善案についても、今までは「なんとなく」の感覚だけで改善案を出してはペンディングの繰り返しで何も進んでいませんでした。しかし、データに基づいた施策案なら説得力があるのではないかと思い、テーマとして選びました。
9ヶ月間の受講を終えて、どのような成果を感じていますか?
書籍等で独学していたときには、pythonの関数すら満足に使えませんでしたが、スクールでは実践的な課題が多く、手を動かす中で自然と覚えることができたため、成長を感じました。
また、分析を行うときは必ず「仮説を立ててから」という教えを実務に取り入れたことで、場当たり的な施策を打ち出すことが減ったように思います。
スクールで学んだことは、実務でどのように活かされていますか?または今後、どのように活かしていきたいと考えていますか?
WEB広告のABテストにおける有意差の検定や卒業課題で取り組んだユーザー行動分析を他のサイト分析にも応用し、サイト改善のための施策を打ち出しました。将来的には、MA(マーケティングオートメーション)とSFA(営業支援ツール)をつなげてCV(お問合せ)以降の動き(商談化~受注)までのボトルネックを特定し、その解消に向けた施策を打ち出すなど、よりインパクトの大きい分析にもチャレンジしてみたいです。
率直に、多額の受講料と、多くの時間を投資して受講をする決意をされたきっかけやモチベーションは何だったのでしょうか?
何の本かは忘れてしまいましたが、「キャリアとは、時間資本を人的資本に、人的資本を社会資本に、そして社会資本を金融資本へと転換していく長期的な投資の連鎖である」と定義した人がいました。これがかなり印象に残っており、今は「人的資本」の形成を図る時期である、という強いモチベーションがあって受講しました。多くの時間とお金を費やしましたが、受講中はとにかく「講義が楽しい」でいっぱいだったので、受講中は特に苦を感じていませんでした。
これからの受講を検討している人に一言お願いします。
大学は文系学部を出ていて、数学は高校で捨てた人間でも最後まで受講できました。
気力と時間があれば大丈夫だと思います。