データサイエンス領域のビジネススクール、研修・コンサルティング、事業・プロダクト開発を行う株式会社ピープルドットは、ビジネスパーソンのデータ分析スキルを見える化する検定試験「データ分析実務スキル検定(CBAS)」の公式テキストを書店およびインターネットにて販売を開始いたしましたので、お知らせいたします。
デジタル時代のビジネスパーソンに求められる実践的なデータ分析スキルを可視化し、評価するための検定試験
データ分析実務スキル検定(CBAS) とは
デジタル時代において、データは企業の成長と競争力を左右する重要な資源であり、データ利活用はデジタル・トランスフォーメーション(DX)の中核を成しています。このような背景のもと、データ分析に関連する新たな資格試験が次々と登場しています。
しかし、既存の資格試験は、データサイエンティストや専門家向けに設計されており、理論や学術的な理解を問うものから、プログラミングスキルに特化したものまで多岐にわたります。
DXの推進において重要なのは、現場で実務を担うビジネスパーソンのデータリテラシーを向上させることです。なぜなら、顧客価値や事業成長に直結するデータ活用の鍵は、顧客や業務プロセスを深く理解する自社の従業員一人ひとりにあるからです。
こうした課題に対応するために開発されたのが「データ分析実務スキル検定(CBAS)」です。この検定は、汎用的なデータサイエンスの知識にとどまらず、あらゆる業種・職種のビジネスパーソンが実務で応用できる実践的スキルを可視化・評価する検定として、個人のスキル証明だけでなく、企業内のデータ分析スキルを評価する試験としても、多くの企業にご活用いただいております。
▼データ分析実務スキル検定(CBAS)公式サイト
https://cbas-exam.jp
データ分析実務スキル検定(CBAS) には、以下2つのカテゴリーがあります。
① プロジェクトマネージャー級(PM級)
「ビジネストランスレーター(※1)」としてビジネスの現場に精通しながら、データサイエンスの幅広い知識を兼ね備えた次世代のビジネスパーソン向けに設計された資格試験。
試験では、数理やプログラミングの技術的なスキルは問わず、KPIの理解、法令の知識、グラフや分析結果の解釈といった多岐にわたる分野での知識が求められます。また、試験内容は実際のデータ分析プロジェクトの流れを反映し、ビジネスの基礎知識に加え、分析的思考力を備えた人材が、データサイエンティストやエンジニアと協働し、ビジネス価値を創出できるかが評価されます。
※1 ビジネストランスレーターの役割
ビジネストランスレーターは、業務知識とデータサイエンスの知識を兼ね備え、ビジネス職種とデータサイエンティストやエンジニアといった専門人材の間に存在する「共通言語のギャップ」を埋める役割を担います。DXが進展する現代において、デジタル技術やデータ活用が企業の競争力を左右する中、ビジネス課題を適切にデータ分析の課題に翻訳し、そこから新たなビジネス価値を創出できる人材として、ますます注目を集めています。
② シチズン・データサイエンティスト級(Citizen級)
「シチズン・データサイエンティスト(※2)」として、データサイエンスの専門家ではなくとも、業務においてデータ活用のスキルを発揮する非専門家のビジネスパーソン向けに設計された資格試験。
試験では、Excelを活用したデータクレンジングや適切なデータ可視化をスムーズに行うスキルが求められます。さらに、自らの業務においてデータを加工・整形し、分析結果をもとにインサイトを導き出す能力と、データ活用シーンでの分析的思考力が問われます。
※2 シチズン・データサイエンティストの役割
DXやデータ活用の重要性がさらに高まる中、データ分析は専門家だけでなく、ビジネスパーソンにも求められるスキルとなっています。こうした状況下で、ビジネスパーソンが直面する大きな課題の一つが、データの整形や加工に関するスキル不足です。業務においてデータ分析が必要となる際、担当者自らがExcelを使ってデータを整形・加工し、適切にハンドリングできる能力は、データ活用を促進する現場で不可欠なスキルの一つといえるでしょう。
公式テキスト出版について
2021年9月に出版された「プロジェクトマネージャー級(PM級)」公式テキストに続き、2024年9月11日に「シチズン・データサイエンティスト級(Citizen級)」の公式テキストが新たに登場しました。本書は書籍およびインターネットでご購入いただけます。
「シチズン・データサイエンティスト級(Citizen級)」試験対策において唯一の公式テキストである本書では、Excelの基本操作からシミュレーションまで、表データの集計・加工・分析手法を徹底解説。実際にExcelを使いながら学習を進めることで、試験範囲を体系的に理解できる構成となっています。さらに、付録として提供される分析用サンプルデータや模擬試験1回分により、実践的なスキルを磨くことが可能です。
『データ分析実務スキル検定 シチズン・データサイエンティスト級 公式テキスト』
出典:https://book.impress.co.jp/books/1123101065
『データ分析実務スキル検定 プロジェクトマネージャー級 公式テキスト』
出典:https://book.impress.co.jp/books/1120101020
データ分析実務スキル検定(CBAS)の受験について
データ分析実務スキル検定(CBAS)の第3回統一試験が開催されます。申込みは2024年9月中旬より開始、IBT形式(※3)で2024年11月29日の受験となります。また、株式会社オデッセイコミュニケーションズの運営する試験会場でのCBT受験は通年で開催しております。
※3 受験者ご自身の PC を利用して実施する形式。ご自宅などでの受験が可能。
■ IBT受験(第3回統一試験):
試験日:2024年11月29日(金)
■ CBT受験
試験日:会場ごとに設定された試験日にて実施
■ 問題数:20問(多肢選択式)
■ 試験時間:80分
■ 受験料:8,800円(税込)
株式会社ピープルドットについて
データミックスの創業|datamix
データサイエンスで日本より先を行くアメリカの最前線を目の当たりにし、日本でのデータサイエンス教育事業がこれから盛り上がりを見せることが自明だった2017年。アメリカでデータ分析学修士号を取得し、帰国した堅田洋資(株式会社ピープルドット・代表取締役社長 兼 CEO)は、法人向けのデータ分析コンサルティングとビジネスパーソン向けのデータサイエンス教育を軸にした datamix(データミックス)を創業。
日本のビジネスシーンにおけるデータサイエンス教育の先駆けとして、日本でDX(デジタルトランスフォーメーション)が注目される以前から多くの企業の変革を支援、データサイエンスビジネススクールは開講以来、対面型授業の受講者数10,000名(※4)を突破。
※4 当社調べ:対面・ライブ授業での一般受講者及び企業内リスキリング支援制度利用による受講者数(2024年7月時点)
ー ピープルドットへの商号変更|PeopleDot
日本におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)やAI(人工知能)の機運の高まりを背景に、データサイエンス教育市場が拡大する中、データサイエンス教育を通じて個人と組織の課題発見力と課題解決力を前進させることに一貫して取り組んできた datamix は、我々自身もまた「課題解決の主体者」として、データサイエンスを通じて新たな課題を発見し、新たな解決方法を見つける事業創造集団としてさらなる一歩を踏み出すべく、2024年4月19日 PeopleDot(ピープルドット) へと商号を変更。
尚、datamix(データミックス)の名称は、データサイエンスビジネススクールのブランド名として存続。