リスキリングにおすすめの資格15選・人気の資格を取得すれば転職も有利に

キャリアアップ

2023.09.22

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近年、リスキリングという言葉をよく耳にするようになっています。リスキリングの一環として資格を取得したいけれど、どのような資格を取得するか迷っているという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、リスキリングの一環として資格を取得することを検討している方に向けて、将来性があり転職にも役立つおすすめの資格を紹介します。

1.リスキリングとは?

リスキリングとは、新たな仕事や職務にチャレンジするために、新しい知識や技術を習得することをいいます。

近年、時代の変化に伴い、ビジネスの現場で従来とは異なるスキルが要求されるようになっています。また、副業やフリーランスなど、働き方の選択肢が増えてきているため、リスキリングにより必要なスキルを身につければ自由に働き方を選ぶのも夢ではありません。仕事内容や働き方の変化に伴い、必要とされている新たなスキルを戦略的に習得することがリスキリングなのです。

2.リスキリングで資格取得を目指すメリット

リスキリングの一環として資格取得を目指すことには、どのようなメリットがあるのでしょうか。

 

(1)モチベーションを維持しやすい

 

資格取得というゴールがあると学習のモチベーションを維持しやすいでしょう。資格試験は出題範囲が決まっているため、合格のための道筋が立てやすくなります。有名な資格であれば参考書や問題集もありますので、勉強方法に迷うこともないでしょう。

また、試験日という期限があるため、スケジュールを決めて集中して勉強できます。勉強内容と期限が明確なので、自然と学習に身が入ることでしょう。

 

(2)就職や転職の際に有利になる

 

資格を取得することにより、ご自身のスキルを客観的に証明できるというメリットもあります。

一定の水準に達していることを証明できるため、就職や転職の際に有利になることが多いでしょう。

例えば、「統計検定2級」を取得している場合、実務でよく使う基礎的なデータ分析手法の知識を保有していることを証明できるので、データアナリストやデータサイエンティストの採用試験で高く評価される可能性があります。

参考記事:リスキリングは転職に有利?おすすめの7つの分野と関連資格を紹介

3.資格を選ぶ際の基準と注意点

どのような資格を選ぶか迷っている方に向けて、資格を選ぶ基準や注意点について説明します。

 

(1)将来性があるか

 

「時代のニーズに合わせたスキルを身につけたい」という思いで将来を見据えてリスキリングする場合は、ご自身の活躍の場が広がるような将来性のある資格を選ぶとよいでしょう。

例えば、AI関連の需要は今後伸びると予想されます。AI関連の資格を取得して知識やスキルを身につけると将来活躍の場が増えるでしょう。

 

(2)自分が興味を持てる分野か

 

ご自身が興味を持てる分野の資格を選ぶことも大切です。

いくら将来性のある資格でも興味のないことを勉強するのは辛く、モチベーションを維持できません。そもそもリスキリングとは、ご自身が望む働き方を実現するためのものです。だからこそ、興味を持てる分野を勉強し、それを活かして働くことを目指しましょう。

 

(3)自分が希望する働き方に合うか

 

ご自身が「今後どのような働き方を実現したいか」という視点で資格を選ぶのも一つの方法です。例えば、将来独立開業したいという方であれば、独立開業できる資格を選ぶとよいでしょう。現職の企業に残ってさらなるキャリアアップを目指す場合は、その企業で求められる資格を取りましょう。

4.ジャンル別・リスキリングにおすすめの資格15選

ここからは、ジャンル別にリスキリングにおすすめの資格を紹介します。

 

(1)経営系

 

①中小企業診断士

中小企業の経営状態を分析して課題を発見し、アドバイスする専門家です。経営に関する唯一の国家資格で、経営に関する幅広い知識を持っていることを証明できます。経営コンサルタントとして独立する、所属している企業の中で経営に関わるポジションにキャリアチェンジするなどといったキャリアパスが挙げられます。企業の経営に関する知識を身につけ、コンサルティング業務をしたいという方におすすめです。

 

②MBA

MBAとはMaster of Business Administrationの略です。経営学の大学院修士課程を修了すると得られる学位であり、厳密には資格ではありません。経営に関する知識や理論、論理的思考力をもとに実務で成果を出せる人材であることを証明できます。取得するためにはビジネススクールで勉強し、必要な単位を取得するなど修了要件を満たす必要があります。

グループワークなど実践力なカリキュラムもあるため、経営に関する幅広い知識だけではなく、課題を解決する実践的な能力も身につけることができます。取得すれば、転職や起業、あるいは企業の経営幹部へのキャリアアップなど、さまざまなキャリアパスが見えてきます。

 

(2)法律系

 

①社会保険労務士

社会保険労務士は、企業の4大リソース「人・モノ・カネ・情報」のうち、人に関する業務の専門家です。社会保険などの法律に関する幅広い知識をもって、企業の人事・労務に関する課題解決を支援する役割です。主な業務の一つに労務や社会保険に関するコンサルティング業務があります。今後AIが発達してもコンサルティング業務を代行することは難しいため、将来性のある資格といえるでしょう。企業内で働くにせよ、独立開業するにせよ、今後活躍の場は増えていくと考えられます。

 

②司法書士

司法書士は、法律に関する業務の専門家として、不動産の登記や、裁判所などに提出する書類作成といった業務を行います。業務の例として、認知能力が低下した方に代わり、保険や不動産契約の代理をするといったものがあります。高齢化が進むにつれ、活躍の場が増える可能性が高いため、将来性のある資格といえるでしょう。

 

③ビジネス実務法務検定

ビジネス実務法務検定とは、ビジネスの場で実際に使える法律の知識があるかを問う試験です。ビジネスの現場では、取引先との契約に関する知識、労働基準法に関する知識など、法律に関する知識が必要となる場面は数多くあります。実務で必要な法律を学ぶことにより、知らずに法を犯してトラブルに巻き込まれることを回避することができます。

 

(3)人事系

 

①キャリアコンサルタント

キャリアコンサルタントは、働く人のキャリア構築を支援する専門家で、2016年4月から国家資格となりました。企業の人事部門やハローワーク、大学のキャリアセンターといった幅広い場面で活躍できます。近年数多くの企業で副業が解禁されるなど、働き方の選択肢が増しています。それに伴いキャリア形成の自由度が高まっているため、キャリアコンサルタントの活躍の場は増えていくと予想されます。

資格を取得するには、厚生労働省により認定された講座を受講するのが一般的です。一部の講座は専門実践教育訓練給付金制度の対象になっており、一定条件を満たして修了すると、受講料の最大70%が返還されます。

 

②メンタルヘルス・マネジメント検定

メンタルヘルス・マネジメント検定は、メンタルの不調に対処するための知識・スキル習得を目的とした資格です。近年、仕事をする中で精神的な不安やストレスを感じる方が増加しているため、需要が増加している資格といえるでしょう。

企業の人事労務関連部門をはじめ、さまざまな場面で活用できるでしょう。

 

(4)プログラミング系

 

①VBAエキスパート

VBAエキスパートは、Microsoft Excel、AccessのマクロやVBAのスキルを証明するための資格です。マクロやVBAを使いこなせると、単純作業の自動化などを実現でき、業務の効率化に大きく貢献できます。

Excelは企業の規模や業界を問わず幅広く使われているツールであるため、資格取得を通じてどこでも通用するスキルを身につけられます。転職する際にも一定の評価を得られるでしょう。

 

②Pythonエンジニア認定試験

Pythonエンジニア認定試験は、アプリ開発やAIの実装などの幅広い場面で使われているプログラミング言語であるPythonを用いた開発や実装、データ分析のスキルを証明するための試験です。「基礎試験」、「データ分析試験」、「実践試験」という3つの種別があります。Pythonエンジニア認定試験合格を目指してスキルを習得すれば、さまざまな場面で活躍できる可能性が広がるでしょう。

 

こちらの記事では、リスキリングでプログラミングを学ぶメリットやおすすめの言語を紹介しているので、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。

参考記事:リスキリングでプログラミングを学ぶメリットと注意点・おすすめの言語は?

 

(5)AI・機械学習系

 

①G検定

G検定は、AI・機械学習に関するリテラシーがあるかを問う試験です。試験に向けた学習を通じてAIの歴史やアルゴリズム、AIにできること・できないことを体系的に学べるので、AIエンジニアとしての第一歩を踏み出したい方におすすめの試験です。

また、エンジニアとしてAIの開発や実装はしないものの、ChatGPTなど各種AIを使う可能性がある方も習得すべき資格といえるでしょう。

 

②E資格

E資格は、AIや機械学習を実装できる知識や能力があるかを問う資格です。AIエンジニアとしての能力を身に付けたいと考えている人に適した資格といえます。数学の基礎から最新のAIの仕組みに至るまで、膨大な範囲が出題されます。

受験資格を得るためにはそれなりに値の張る認定講座を受ける必要があるため、難易度・受験資格両方の点でハードルが高い試験と言えるでしょう。合格のためには相応の努力が必要ですが、その分膨大な知識やスキルを得られます。AI関連のエンジニアとして活躍したいと考えている方にとっては、挑戦の価値がある資格です。

 

③AI実装検定

AI実装検定は、AIに関する知識や実装能力を持ち、エンジニアとして活躍する能力を持つことを証明するための資格です。「B級」、「A級」、「S級」といった種別があります。

「S級」は、画像処理・自然言語処理といった難しい課題に対してもモデルの実装に挑戦できるほどの能力があることを証明でき、前述したE資格よりも高度な実践スキルを持っていることを示せます。AIエンジニアとして、より実践的な実力をアピールしたい方におすすめの資格です。

 

(6)データサイエンス・統計系

 

①ビジネス統計スペシャリスト

ビジネス統計スペシャリストは、統計解析手法を用い、データ分析を実施するスキルがあることを証明する資格です。統計学の知識やExcelを用いた実践的なデータ分析能力を習得できます。

「ベーシック」、「スペシャリスト」の2種別があり、「スペシャリスト」ではエクセルの分析ツールを用いた高度な分析ができることを示せます。Excelを用いたデータ分析スキルは幅広い領域で活用できるので、データサイエンティストなどの専門職以外の方にもおすすめです。

 

②統計検定

統計検定は統計学の知識・活用力を問う資格です。近年、ビッグデータを活用する場面は急激に増えているため、統計的な考えに基づいてデータを読み取り、知見を抽出するスキルを有する人材の需要は増加しています。

4級から1級がありますが、2級を保持していれば実務で通用するレベルの知識があることを証明できるといえるでしょう。また、2021年からは、「データサイエンス基礎」と「データサイエンス発展」が新設されました。

 

③データ分析実務スキル検定(CBAS)

データ分析実務スキル検定(CBAS)は、ビジネスの現場でデータサイエンティストに必要とされている実践的な知識やスキルを評価する試験で、以下の2つの種類があります。

 

・CBAS プロジェクトマネージャー級(PM級):組織横断的にデータ活用の推進をリードし、データ分析の専門家と経営陣の橋渡し役として機能するスキルを評価する試験

・CBAS シチズン・データサイエンティスト級(Citizen級):ビジネスの現場に存在するデータを的確に活用し、分析するスキルを評価する試験

 

データサイエンティストとして活躍するためには、ビジネスの現場で通用するレベルの知識やスキルをしっかり身に付けたいという方におすすめの資格です。

 

こちらの記事では、未経験者がリスキリングでデータサイエンティストを目指す方法を紹介しているので、詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。

参考記事:未経験者がリスキリングでデータサイエンティストを目指す方法

まとめ

この記事では、リスキリングの一環として資格を取得することを検討している方に向けて、将来性があり転職にも役立つおすすめの資格を紹介しました。

 

ご自身の興味のあること、望む働き方などを考慮して、資格取得に取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

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