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【無料で使える】機械学習におすすめのツール7選

データサイエンス

2024.07.22

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近年、人工知能(AI)や機械学習(Machine Learning)の技術は飛躍的に発展し、私たちの生活や仕事の様々な場面で活用されるようになっています。しかし、専門知識や環境構築が必要となるため、初心者にとって学習や実践のハードルが高いと感じてしまうことも多いのではないでしょうか。 そこで今回は、無料で利用できる初心者向けの機械学習ツールを7個厳選し、それぞれの特徴、機能、メリット・デメリット、おすすめの活用シーンなどを詳しく紹介していきます。

Google Colab

Google Colabは、ブラウザ上で動作するクラウド型サービスです。インストール不要で気軽に始められるだけでなく、GPUが無料で利用可能で、高負荷な処理にも対応しています。

チュートリアルやサンプルコードが豊富で、学習に役立つのも魅力です。さらに、共有機能で他のユーザーと共同開発も可能で、初心者でも挫折することなく機械学習を始めることができます。

 

機能

 

Google Colabは、Jupyter Notebook環境を提供し、Pythonのコードをブラウザ上で実行できます。また、Google Driveとの連携により、ファイルのアップロードやダウンロードが容易に行えます。さらに、データ分析ライブラリ(NumPy, Pandas, scikit-learnなど)や機械学習フレームワーク(TensorFlow, PyTorchなど)がプリインストールされており、すぐにデータ分析や機械学習の実験を始めることができます。

 

メリット

 

Google Colabの最大のメリットは、無料でGPUを利用できる点です。これにより、深層学習などの高負荷な計算も手軽に行うことができます。さらに、共有機能により、他のユーザーと共同開発が可能で、初心者でも挫折せずに機械学習を始められます。

 

デメリット

 

一方で、Google Colabにはいくつかのデメリットもあります。長時間利用していると、強制終了されることがあるため、大規模な計算には向いていません。また、データの保存容量に制限があり、大量のデータを扱う場合には不便です。さらに、共有機能を使うには、Googleアカウントが必要となります。

 

おすすめの活用シーン

 

Google Colabは、機械学習の基礎学習、チュートリアルやサンプルコードの実行、小規模な機械学習モデルの開発、共学習などにおすすめです。

 

公式サイト: https://colab.research.google.com/

Kaggle Notebooks

Kaggle Notebooksは、世界中のデータサイエンティストや機械学習エンジニアが共有するノートブックを利用・公開できるサービスです。豊富なコンペティションに参加することで、実践的なスキルを磨き、最新技術やトレンドを学ぶことができます。

また、コミュニティ機能で他のユーザーと交流できるのも魅力の一つです。情報収集や質問などを通して、自分の知識やスキルをさらに高めることができます。

 

機能

 

Kaggle Notebooksは、Jupyter Notebook環境を提供します。PythonやRなどのプログラミング言語を使用して、データの読み込み、前処理、可視化、機械学習モデルの構築と評価などを行うことができます。また、Kaggleが主催するデータサイエンスのコンペティションに参加し、自身のモデルを試すことも可能です。

 

メリット

 

Kaggle Notebooksの最大のメリットは、世界中のデータサイエンティストや機械学習エンジニアと交流できるコミュニティ機能です。他のユーザーが作成したノートブックを参考にすることで、新たな知識を得ることができます。また、コンペティションに参加することで、実践的なスキルを磨くことができます。

 

デメリット

 

Kaggle Notebooksには、膨大な数のノートブックが公開されており、様々な知識や手法を学ぶことができます。しかし、その反面、情報の質にばらつきがあることも事実です。中には、誤った情報や古い情報が含まれているノートブックも存在するため、鵜呑みにせず、常に批判的に情報を読み解くことが重要です。また、Kaggle Notebooksは、英語での情報が多いという点も注意が必要です。日本語の情報も徐々に増えていますが、まだ十分とは言えません。英語が苦手な方は、翻訳ツールなどを活用しながら利用することをおすすめします。

 

おすすめの活用シーン

 

Kaggle Notebooksは、機械学習のコンペティションへの参加、最新の機械学習技術の学習、他のユーザーのコードを参考に自身のモデルを改善する場合、またはコミュニティに参加して情報収集や質問を行いたい場合におすすめです。

 

公式サイト: https://www.kaggle.com/code

Microsoft Azure Machine Learning Studio

Microsoft Azure Machine Learning Studioは、ドラッグ&ドロップで直感的に操作できるGUI環境が特徴のサービスです。コードを書かずに、機械学習モデルを構築・展開することができます。

豊富なテンプレートと事前構築済みコンポーネントが用意されているので、作業効率を大幅に向上させることができます。

また、スケーラブルなクラウド環境で、大規模なデータ分析にも対応しているため、本格的な機械学習プロジェクトにも利用できます。

 

機能

 

Microsoft Azure Machine Learning Studioでは、データの前処理、機械学習モデルの構築・トレーニング・評価、モデルのデプロイ、データの可視化などが可能です。また、PythonやRのスクリプトを実行することもできます。

 

メリット

 

Microsoft Azure Machine Learning Studioの最大のメリットは、コードを書かずに機械学習モデルを構築・展開できる点です。また、豊富なテンプレートと事前構築済みのコンポーネントが用意されており、作業効率を大幅に向上させることができます。さらに、スケーラブルなクラウド環境で、大規模なデータ分析にも対応しています。

 

デメリット

 

一方で、無料プランでは利用できる機能が制限されています。また、クラウド環境での利用が必要であり、英語での情報が多いため、英語の理解が必要です。

 

おすすめの活用シーン

 

Azure Machine Learning Studioは、機械学習初心者、コードを書かずにモデルを構築したい人、大規模なデータ分析、クラウド環境での機械学習におすすめです。

 

公式サイト: https://azure.microsoft.com/ja-jp/services/machine-learning/

Amazon SageMaker Studio

Amazon SageMaker Studioは、Jupyter Notebook環境と完全統合されたサービスです。コードで機械学習モデルを構築・展開できるだけでなく、スケーラブルなクラウド環境で、大規模なデータ分析にも対応しています。

 

機能

 

Amazon SageMaker Studioでは、データの前処理、機械学習モデルの構築・トレーニング・評価、モデルのデプロイ、データの可視化などが可能です。また、MLOps(機械学習運用)機能も提供しており、モデルのパフォーマンス監視やバージョン管理などを行うことができます。

 

メリット

 

Amazon SageMaker Studioの最大のメリットは、コードでの開発とGUI操作の両方に対応している点です。また、スケーラブルなクラウド環境で、大規模なデータ分析にも対応しています。さらに、豊富なライブラリとツールが用意されており、MLOps機能により、モデルの運用管理も容易に行えます。

 

デメリット

 

一方で、無料プランでは利用できる機能が制限されています。また、クラウド環境での利用が必要であり、英語での情報が多いため、英語の理解が必要です。

 

おすすめの活用シーン

 

Amazon SageMaker Studioは、コードでの機械学習モデル開発、大規模なデータ分析、クラウド環境での機械学習、MLOpsによるモデル運用におすすめです。

公式サイト: https://aws.amazon.com/jp/sagemaker/studio/

IBM Watson Studio

IBM Watson Studioは、自然言語処理、画像認識、機械学習など、さまざまな機能を網羅したサービスです。コードとドラッグ&ドロップ操作の両方に対応しており、WatsonのAI機能を活用した高度な分析も可能です。

また、セキュリティ対策が充実しているため、安心して利用することができます。

 

機能

 

IBM Watson Studioでは、データの前処理、機械学習モデルの構築・トレーニング・評価、モデルのデプロイ、データの可視化などが可能です。また、自然言語処理や画像認識などの高度な分析も行うことができます。

 

メリット

 

IBM Watson Studioの最大のメリットは、豊富な機能を持っている点です。また、コードとドラッグ&ドロップ操作の両方に対応しており、WatsonのAI機能を活用した高度な分析も可能です。さらに、セキュリティ対策が充実しているため、安心して利用することができます。

 

デメリット

 

一方で、無料プランでは利用できる機能が制限されています。また、クラウド環境での利用が必要であり、英語での情報が多いため、英語の理解が必要です。

 

おすすめの活用シーン

 

IBM Watson Studioは、自然言語処理や画像認識のタスク、WatsonのAI機能を活用したい人、セキュリティを重視した機械学習におすすめです。

 

公式サイト: https://www.ibm.com/jp-ja/products/watson-studio

DataRobot

DataRobotは、完全自動で機械学習モデルを構築できるサービスです。コードを書く必要がなく、初心者でも簡単に利用することができます。

高い精度と汎用性を誇り、様々なタスクに活用できます。

 

機能

 

DataRobotは、データをアップロードし、目的変数を指定するだけで、最適な機械学習モデルを自動的に構築します。モデルの構築、評価、デプロイを自動化しています。

 

メリット

 

DataRobotはコードを書く必要がなく、高い精度と汎用性を持ちます。さまざまな業界や用途に対応したテンプレートが用意されています。

 

デメリット

 

無料プランでは利用できる機能が制限され、一部の高度な機能は有料プランでのみ利用可能です。また、モデルの内部構造がブラックボックス型であるため、どのようにモデルが構築されたかを完全に理解するのは難しいかもしれません。

 

おすすめの活用シーン

 

DataRobotは特に、機械学習初心者やコードを書かずにモデルを構築したい人、短時間で高精度なモデルを構築したい人、複数のモデルを比較検討したい人におすすめです。

公式サイト: https://www.datarobot.com/jp/

Weka

Wekaは、オープンソースのデータマイニングおよび機械学習ソフトウェアです。豊富なアルゴリズムとツールを搭載しており、高度なデータ分析にも対応できます。

また、Javaで記述されているため、拡張性も高くなっています。

 

機能

 

Wekaでは、データの前処理からモデルの構築、トレーニング、評価、デプロイまでを行うことができます。

 

メリット

 

Wekaはオープンソースであり、無料で利用できます。また、豊富なアルゴリズムとデータ前処理ツールが用意されています。そしてWekaはJavaで記述されているため、Javaの知識があれば、より深くWekaを活用することが可能です。

 

デメリット

 

豊富な機能と高い拡張性を持つ反面、習得には時間がかかるかもしれません。また、一部の高度な操作はコマンドラインから行う必要があり、日本語の情報は限られており、英語の情報を参照する必要があります。

 

おすすめの活用シーン

 

Wekaはコードを書かずにモデルを構築したい人、高度なデータ分析を行いたい人、拡張性の高いツールを求めている人におすすめです。

公式サイト: https://www.weka.io/

まとめ

今回紹介した7つのツールはいずれも無料で利用でき、それぞれ異なる特徴や機能を持っています。自分のニーズに合ったツールを選んで、機械学習を始めてみてください。

機械学習は奥深い分野ですが、これらのツールを活用することで、効率的に学習を進めることができます。ぜひ挑戦してみてください。

機械学習は近年めまぐるしい発展を遂げているAI技術の中核をなす分野です。将来の産業や社会にとって極めて重要な役割を担うでしょう。初学者の方も上級者の方も、是非これらのリソースを活用して機械学習の実力を磨いていきましょう。

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