データサイエンティストになるためには? 必要なスキルや学習方法を解説
データサイエンティストとは、データを分析してビジネスに役…
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データサイエンティスト育成コース
2018.04.01
中原 翔太様
サービスやデザインをどう消費者に訴えるかという分析を業務でやっていたのですが、思いつきでやってみても上手くいかない。どうして上手くいかないのかをデータを用いて分析し、打ち手をうってみると当たったんです。それでデータ分析に面白さを感じました。そういった経験からデータサイエンス、AIや機械学習といった分野に興味を持ち独学で学んではいたのですが、しっかりと体系立てて学びたいと思いました。また、職種としてデータサイエンティストになりたい、という思いも強くあったことが入り口としてありました。そのためにどういう手段で知識やスキルを身に付けていったらいいのか、を調べてみよう、というのがきっかけでした。
技術だけを教えるのではなく、なぜそれが必要なのかということをしっかり理解して落とし込めるか。今後学んだ知識やスキルを使って仕事をしていくことを考え、ベースアップできるか、という視点からスクールを探していました。そこで、データミックスの説明会に参加し、他に参加された方がけっこう質問されていて、そのやり取りを聞いていて、こちらではそれが出来そうだと思えました。
講義の中では機械学習の回が印象的でした。この回では人にアルゴリズムについて説明しなければならず、説明してみると学んできたことが実はよく理解してなかったことを認識できました。そして、ステップを経ていくなかで求められるものが変わってきたな、と良い意味で感じました。ベーシックステップまではコントロールできる範囲での楽しさはありました。しかし、アドバンスステップからどう取り組んでいいのか分からず手探りで、でもそれが自分の学びに対しては良かったと思います。アドバンスはお題は決まっているけど、その与えられた課題をどのように解いていくかは体系立ち過ぎていないので自分でやる力が備わったと思います。授業の中では教わっていないことを自分で調べて勉強してみたりしました。特にインテグレーションステップでは完全にフリーで、答えが用意されているわけではないから自分で何とかするしかなく、しかし、逆にそれが役立ちました。
課題によってかける労力は違いますが、相当労力かけてました。平日は平均2時間くらい。もっとかもです。土日は家族との予定を調整しながら終日かけることもありました。インテグレーションステップでは夜も寝ずにやってました。ただこれは、要領良くやろうとすればもっと短い時間でできるけど、課題をこなすためだけではなく、面白くなってきたからそれを楽しんで、かつ納得できるものを作っていきたい、と思っていたからですが。
分析する環境さえできれば、今、会社にあるデータを使ってこういうことが出来そうだと考えられるようになりました。インテグレーションで作った課題を用いて、会社のデータを使って分析してみると想定した通りに結果が得られたので、実際に企画を出してみました。機械学習を使うと自分では想定していなかった顧客層を抽出することが出来るんですよね。クラスター分析を用いて顧客の動きをデータとして出し、それを使ってメールを出したり、HPのリニューアルをやってみようというものです。
データを可視化して顧客を分析することは以前からやっていましたが、それだと「その他」の顧客層が出てくるんです。この「その他」を、それ以上に可視化できるということがわかりました。
最初はもうゼロスタートで何の素養もないので、ついていけるかな、という感じでした。最初の宿題で講師の堅田さんに褒められて、やっていけそうだなと少し安心しました。次に手応えを感じたのはベーシックあたりです。今まで学んできたことが一つに繋がり始め、「アルゴリズムはこういう場面ではこれを使った方がいい」などがわかるようになりました。それまで受身で、ただ覚えることに集中していましたが、人に説明する授業になったこともあり議論が出来るようになってきたんです。最終ステップのインテグレーションでは、どうやって課題を決めるかも何もない状態から考えないといけなかった。それらを経たこと、そして他の人たちの方法を見ることも刺激となり、データに対してどうアプローチをするかを鍛えられました。
受身じゃなく、自分が今いる環境でそこにあるものをどう活かすか、というくらい前のめりのモチベーションであれば、学びの幅はすごく広がると思います。データ分析は想像してなかったものが結果として出てくる。想像以上のものだったり、想像していたものとぴったりだったり、それが楽しかったです。また、色々な業界の方が受講に来ているので、その世界を知ることができました。そういった方からデータサイエンスに関することの話が聞けたのは刺激となりました。
データサイエンスに関する用語も理解できるようになりましたし、データの見方が変わってきたことにより、データに対するアプローチすら考えたことがなかったんですが、それが出来るようになりました。基礎的な知識もないまったくの素人でしたがデータサイエンティストとして、ぎりぎりスタートラインに立てたかなという感触は得ています。しんどかったですが、作業をしていて楽しいという実感も得られました。
中原 翔太様 旅行会社のオンライン販売部署。現在は国内旅行担当。データ分析によるメールマーケティングやサイトのUI、UX改善などに携わっている。35歳。
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